☆彡100%失敗しないとは限りませんブログ:2014-03-09
あたしと母親は顔がそっくり。
顔の他にも、声や話し方まで全てがそっくり。
小学生の頃、参観日のたびに
その事をクラスの男の子にからかわれて
とても嫌だった。
母親と似ていると言われるたびに、
あたしは母親に毒付いた。
やがて、参観日に母親は来なくなった。
その事を最近まで思い出す事もなかった。
月日は経って、あたしも母親になった。
とても可愛い、男の子。
顔も手足の形も、爪の形も私にそっくり。
話し始めると、声も話し方もあたしにそっくり。
「お母さんにそっくりね」
そう言われるたびにあたしは、
嬉しくて嬉しくてたまらない!
そんな息子が今年幼稚園に入園する。
参観日…とても楽しみにしている今の自分。
ふと、母親の顔が蘇る。
「今日、お母さんに似てるって笑われた。
恥ずかしいから参観日来て欲しくない!!」
あたしは確か、
こんな事を参観日のたびに母親に言った気がする。
5年生になった時、母親は参観日に来なくなった。
あの時、母親はどんな気持ちだったんだろう。
本当は先生の問いに
元気に手を挙げているところを、もっと見て欲しかった。
帰ったら、参観日で手を挙げたあたしを
褒めてくれた優しい母親だった。
恥ずかしかったから…
ただそれだけの理由で、
母親を拒否して傷つけてしまった。
息子は、あたしと似ている…性格も何もかも…
きっといつか言うだろう。
あたしが母に言ったひどい言葉を…
それでも、
あたしはその言葉に負けずに息子を見に行く。
きっと息子も、
本当の気持ちはあたしと似ているだろうから…
あたしは笑顔で参観日に行こうと思う。
そして、初めての参観日を終えたら、
母親に謝ろうと決めている。